P40Bトマホーク

ノボ(フロッグ)1/72、P40Bトマホークです。1980年頃、大学生の頃作った物です。

P40Bトマホークも解説するまでもない第二次世界大戦のアメリカの有名単発戦闘機です。もっともB/C型は映画によく出演するE型以降より少しマイナーですが。塗装もソ連空軍機にしてしまったのでちょっとマイナーですね。このキットはもともとイギリスのフロッグ社から出ていたものを1970年代に旧ソ連のノボ模型公社(？)が金型を買って外貨獲得様に生産輸出してたもので、ノボよりもプラの材質が悪かったですね。もっとも接着剤やパテとは合ったようで作製から20年経った今でも胴体の貼り合わせ跡に経年変化によるひびとかは入ってません。キットは全体型は悪くないのですが、古いキットらしく浮き出しモールドで細部は使えません。1980年代に韓国のアカデミー社から発売されたP40B/Cのキットはこのキットを元にしてスジボリ表現にしたようなキットでした。風防をヒートプレスにしてますがこの角度からの写真だと前方左下の隙間が目だってちょっと恥ずかしいです。この部分は枠も細いので無理矢理なパテ調整とかも出来ないです。

塗装は筆塗りで、軽く研ぎ出しをしています。パネルによって微妙に色調を変えたりしてます。コクピット部分も割と目立つのでそれなりに作りこみました。マーキングも、ベタな白のデカールを切り出して再塗装しています。P40Bはシャークマウスの塗装のフライングタイガースの機体が有名で、その塗装の機体も作ってみたいですね。他にアンテナ線は髪の毛を使ってます。機首上部の直接照準器の照星も洋白線で作ったのですが、流石に取れてしまいました。他に、機首上部のインテーク部も真鍮パイプで作り直してます。風防を開閉自由にしようかと思ったのですが実機のこのスライド部分の機構は意外と複雑で、スケール通りに再現するのはこの当時は難しいと思ってやってませんが、いつか挑戦したいと思います。P40はそんなに好きな機体ではありませんが、不思議な味のある機体だと思います。

私の知る限りでは、P40B/C型で映画に出演しているのは、戦時中のアメリカの戦意高揚映画「フライングタイガース」のみで、それもどうやら実写フィルムの流用のようです。「フライングタイガース」というとE/N型をさらに大柄にして不細工にしたようなプロペラ回転可能のレプリカが有名(?)ですが、機会があればそれも作ってみたいですね。そいうや最近(2003/8)、食玩で1/144のP40B/C型が出たそうで、欲しい!んですが当たらないなぁ。(→直後、フリーマーケットで購入できました)

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